MTでメールフォームを使う方法としてはプラグインによる方法と,外部サービスでメールフォームを作成し,そのフォームへのリンクを貼る方法がある。
メールフォーム作成用プラグインには藤本壱 氏の作成したMailFormプラグインがある。
Six Apart Movable Type プラグインディレクトリ:MailForm (このページからリンクされているバージョンは古い)
2008年8月22日現在の最新版(2.10b)
このプラグインは藤本氏による詳細な解説があり,またMTだけで完結できるところも優れている。MT本体のライセンスに応じてプラグインに適用されてるライセンスが明記されていることにも安心感がある。
メールフォームを追加するもう一つの方法は外部のメールフォーム作成サービスの利用である。デザインがMTと統一されなくなるという面はあるが,外部のサービスを使うことから,MTを運用しているサーバーへの負荷はかからない。MTは記事が増えると重くなるという性質があるため(4.2で改善されたともいわれているが),外に出せる機能は外に出してしまうというのは有効な方法だろう。
このサイトでは,MTOS以外でページを作成することも予定しているので,プラグインではなくメールフォームの作成サービスを利用することにした。使用したサービスはマイふぉーむまん,無料で3つまでメールフォームを作成することができる。さらに高機能な有料版もある。
MTのサイドバーにメールフォームへのリンクを表示させるにはウィジェットを使う。具体的な手順は以下のとおり。
1.新しいウィジェットの作成
MTの管理メニューからウィジェットの画面に移動し,「ウィジェットテンプレートを作成」をクリックすると新しいウィジェットを作成する画面が開く。「管理者へメール」等の適当な名前をつける。ウィジェットの中身は他のサイドバーに表示されるウィジェットを参考にする。このサイトでは「Powered By」をひな型にしてリンクをメールフォームへのリンクに置き換えた。本来であれば新たなクラスを定義すべきなのかもしれないが,そうするとCSSファイルにも修正を加えなくてはならなくなるので,同じ表示スタイルのクラスを流用することにした。後日「powered by」と「管理者へメール」の表示スタイルを別々にしたくなったときに修正が必要になるが,自分だけで管理しているぶんにはあまり問題にならないだろう(こうやって記録も残しているし)。担当者が変わったり,あるいは他者へテンプレートを納入するような業務用の場合にはこのような「手抜き」はもちろん好ましくない。
2.ウィジェットセットに作成したウィジェットを追加
サイドバーの表示項目を定義しているウィジェットセットに1.で作成したウィジェットを追加する。
3.サイトの再構築
サイト全体を再構築すれば,サイドバーにメールフォームへのリンクが表示される。